死に目に会えなくても悔やまないで!
大事な人の死に目に会えないと、多くの人はとても後悔します。
しかし、故人はそんなことは気にしていません。
むしろ亡くなる側からすれば「死なないでー!!!」「頑張ってもっと生きてーー!!!」と家族が泣き叫ぶ中では逝くに逝けませんから、家族が目を離したり、周囲に人がいないすきにサッと逝くことがあります。
だから、大事な人(特に親)の死に目に会えなくても、故人に申し訳なく思う必要はないのです。
人は死して死なないですし、肉体は死んでも魂は永遠に生き続けます。
亡くなると誰でも生きている人の思い(本音)がはっきりわかりますから、死に目に会えなかったことを悔やみ続けていることも故人はわかっています。
想像してみてください。
あなたの大事な人が、あなたを愛してくれた人が、あなたに看取られなかったからといって腹を立てたり、あなたを責めるでしょうか?
そんなことないですよね。
むしろ「もう悔やまないで!」「そんなことは気にしないで!」と、あなたを慰めてくれるとは思いませんか?
自分の目や耳で確認することはできなくても、故人の生前の性格や在り方を考えればわかるはず。
それに心を落ち着かせて、故人のことを思い浮かべれば、霊感が強くなくても故人の気持ちや存在(気配)を感じられるはず。
故人は、あなたのことを思っています。
いつも、いつまでも、あなたの幸せを願っているのです。
そのことを、どうか忘れないでいてください。
P.S.僕は小さい頃から母方の祖父にとても可愛がられたのですが、母が祖父の本当の娘ではない(祖母の連れ子)ということを祖父が亡くなる数年前に知り、祖父が亡くなった後に心の中で「じぃちゃん、自分は血が繋がってなかったのに本当の孫のように可愛がってくれて、ありがとね!!」と思うと、すぐに「なんでー?なーおーは、じぃちゃんの孫さー!」と祖父の声が聞こえてきたので、祖父は死んでも優しい祖父のままだなーと思って涙したのを今でも覚えています。